2019年11月24日日曜日

研修報告: 海外学校臨床実習2019 8日目

11月23日


本日、B,D日程は、スウェーデンのストックホルムからフランクフルト経由でイタリアのボローニャ、そしてレッジョ・エミリアへの移動日でした。

スウェーデンの豊かな自然と明確な教育ビジョンをもつ学校の中で営まれる子どもと教師の日々の授業実践に学び、順調にイタリアへ入国する予定でしたが、まさかの大荷物だけフランクフルトへ置いてきぼり!想定外も旅の楽しみの一つかもしれません。でも、無事人間だけはイタリアに辿り着くことができました。


夜、街で庶民的なイタリアンの店に出会いました。店の中をのぞくと「見るからに優しいおじさん。よし、ここだ」という思いで入店。日本から来たことを伝えると、驚いていました。すると、おじさんは自分の娘さんが東京の築地や京都、広島など日本を旅行したことを話してくれたり、「この店ではとりあえずこれを食べておけ」と言わんばかりにおじさんセレクトメニューを丁寧すぎるくらいに紹介してくれたりして、仲良くなりました。30か月熟成させたチーズ、生ハム等、大変おいしゅーございました(引用:岸朝子)。

おじさんは「明日は朝からとても忙しいから帰る」と言って先に帰宅しましたが、わざわざ私たちにそのことを告げにきた温かさに感激!

ハプニングも新たな出会いも含めて、素敵な移動日になりました。
(小玉尚宏)

A日程組は、あっという間に自宅に着いてしまいました。この旅を思い返して、ストックホルムにとても遠く、「早く着かないかな。。。腰が痛い」と、疲れ果ててしまった飛行機を思い出します。
しかし、帰路はというと、「早く着かないでほしい」「もう少し居たい」と願うばかりでした。それだけ中身の濃いとても充実した実習となりました。

SamskolanのCamille先生の教室から子ども、教師、それぞれがお互いにrespectしあい、ともに一人の人間としてお互いがこの地球に生きる生物として生きているのだという精神を教えていただきました。一番、心に残った言葉です。

『We must change for future Children.』


普段なかなか話すことができない、大学院生、学部生、先生方ともこの度を通して、たくさん話をさせていただきました。感謝です。


今後の日程を楽しんでください!
(蟹澤和哉)

※本事業は、信州大学教職大学院の授業「海外学校臨床実習」(隔年・2単位)として、信州大学知の森基金を活用したグローバル人材育成のための短期学生海外派遣プログラムの助成を受けて実施されています。

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