2016年11月23日水曜日

教育動向:トランプ勝利をうけて各地で高校生がデモ

アメリカの教育動向(久原みな子)

11月8日に行われた大統領選挙の結果をうけ、米国各地で高校生によるデモが続いた。投票権が18歳からの米国では、高校生の大多数は投票できない。そのため、特にクリントン支持の強かった地域では、大統領選のあった火曜日以降、投票以外でかれらの意見を公に主張する手段として、多くの高校生が授業を欠席してデモに参加した。ワシントンDCでは、2000人を超える中高生が、プラカードを手にホワイト・ハウス周辺など市街を行進、選挙から約1週間後にもメリーランドなどでは、高校生のデモが続いた。
 
「トランプはわたしたちの大統領ではない」といった選挙結果に対する反発をプラカードに掲げる生徒もいる一方、ワシントンDCのデモに参加した高校生のように、選挙結果を尊重し、米国の分裂ではなく統一や団結を求めようと呼びかける主張や、選挙活動中にトランプ候補が発した様々な差別的発言に対するプロテストとして、選挙中から使われた「愛は憎しみに勝つ(“Love trumps hate”)」のメッセージを掲げる生徒、移民政策に反対し、多様性を求めてメキシコ国旗を掲げるといったパフォーマンスなどが見られた。

2016年11月15日火曜日

研修報告: オランダ・イタリア教育視察 7日目

欧州教育視察最終日。

今日は乗り継ぎ先のパリで観光の時間となりました。

時間の関係もあり、何人かの方とは一足先にお別れとなりました。
「ありがとう」という言葉が飛び交い、寂しいながらも笑顔でお別れすることができました。

電車を降りて、地上に出たときに広がった景色。
憧れのセーヌ川でした。
世界遺産にも登録されている素敵な場所です。
オルセー美術館、河岸を超えて右手にルーブル美術館...
なんと贅沢なことでしょう。
歩いているだけで幸せとは、まさにこのことですね。

あいにく、スケジュールの都合で中には入れませんでしたが、ピラミッドを写真に収めることができてよかったです。
また必ず戻ってきたいと思いました。


次もこれまた有名な場所。
そう、エトワール凱旋門です。
人で溢れかえっており、みなさん雨ニモマケズ、写真をパシャパシャ。
近くで観るとその迫力に圧倒されます。
こんなに素敵なものが拝めるなんてナポレオンに感謝です!

遅めのランチに、人生初めてのフィッシュ&チップスをいただいた後は、シャンゼリゼ通りでお買い物。
思い思いの時間を過ごしました。

最後はエッフェル塔。
もちろん最上階まで昇りました。
残念ながら天候が悪く、頂上からは何も見えませんでしたが、私は高所恐怖症だったので不幸中の幸いでした。(それでもとても怖かったのですが...)
堂々とした立ち振る舞いと、繊細な鉄骨の骨組みの美しさはため息が出るほどでした。
ライトアップのエッフェル塔も見ることができ、しっかりと目に焼き付けた後でその場を後にしました。

その後は12時間かけて無事に帰国しました。
最後までハプニングはありましたが、全員が元気に帰ってこられたことが何よりでした。

この一週間、目で見て、肌で感じて、実際にやってみてたくさんの事を考え、経験しました。
楽しいことはもちろん、自分がまだまだ勉強不足であることを思い知らされ、悔しいこともありました。
今回の視察旅行を経験で終わらせることなく、残りの大学生活、卒業してからに生かしていけるよう、自分なりに模索していきます。

初めての海外で、慣れないこともあり、迷惑もかけましたが、その都度、周りの人にたくさん支えていただきました。
感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございました。

(担当: 上原真代)

※本事業は、信州大学知の森基金を活用したグローバル人材育成のための短期学生海外派遣プログラムの助成を受けて実施されています。


2016年11月13日日曜日

研修報告: オランダ・イタリア教育視察 6日目

欧州教育視察6日目です。


今日はREMIDAという施設とOROLOGIOという児童館、ROSA GALLEOTTI幼稚園に行きました。

REMIDAでは廃材を利用したアート教育を行っています。
日本では廃材や不良品はすぐにリサイクルやゴミになってしまいますが、ここではそういった物に価値を見出す活動をしていました。
はじめは暗い倉庫などをイメージしてみましたが建物内は太陽光も入り多くの材料が綺麗に整頓されていました。

次に向かったOROLOGIOでは日本の児童館との違いを直に感じました。
レッジョ・エミリア市では児童館などの教育にも力を入れており、どの部屋にも学びを意識した工夫がされていました。
例えばボードゲームも、それが誕生した歴史、政治背景、科学的な学びをすることができます。
さらにプログラミングやロボットを作るなど先端のデジタルの遊びができます。
日本とはだいぶ異なり、児童館は遊びと学びが密接な関係にありました。
こういった施設が日本にもあれば子どもの好奇心や学ぶ意欲が高まるように思いました。

ROSA GALLEOTTI幼稚園では貴重なレッジョ・エミリア・アプローチの現場を見ることができました。
テーマや子どもの実態に合わせて実に緻密で繊細な配慮や工夫、教材の用意がされていました。
異年齢教育の難しさと良さ。
施設の様子のほとんどが日本とは異なり、この教育にさらに興味を抱くきっかけになりました。

夜は全員でお別れを惜しみながら夕食会を行いました。
美味しいチーズや生ハム、パスタなどをいただき幸せな気持ちでした。
また、私が誕生日だったことからサプライズでケーキが!!本当に嬉しく、美味しかったです♪

これにて一週間のすべての視察を無事に終えることができました。
明日はイタリアともおさらばです。
美味しい日本食が私たちを待ってますね。
安全に最後まで楽しく過ごして帰りたいと思います。

(担当: 井上楓)

※本事業は、信州大学知の森基金を活用したグローバル人材育成のための短期学生海外派遣プログラムの助成を受けて実施されています。

2016年11月12日土曜日

EDU-JPN: School Activities - Finding a balance between work and play

Education in Japan (Natalie Collar)

For many children in Japan, the end of elementary school is no sad affair. Sure, they will have to start wearing uniforms and will certainly have to study harder upon entering junior high school, but these unfavorable truths are usually masked by the novelty of extracurricular activities. Some may wonder just how the anticipation of entering junior high school is created, but it becomes clear when one considers a very special field trip 6th grade students take.

野球部

It is traditional for junior high schools to invite sixth grade students from feeder schools to experience a day in the life of a middle school student. As a part of this experience, students, and parents who choose to attend, observe various classes, get a tour of the school, and are welcomed to join club activities after school. Many students leave these visits with less uncertainty and more anticipation than they arrived with, and they can hardly contain their excitement for the beginning of junior high school. 

From sports to arts and music, junior high school students have the choice to join a variety of clubs. Although schools in other countries allow their students to participate in multiple activities throughout the school year, students in Japan are typically restricted to choosing one and only one club to join throughout the three years of junior high school. While western countries may look down on this limitation—most schools in the United States allow students to participate in up to three extracurricular activities every school year—the rationale behind students choosing and participating in one activity for three years is to encourage community-building skills and to teach them discipline and perseverance. Remaining in the same club for a longer period of time also allows students to refine and polish their particular skills. Given the expectation that students will stay a member of the same club for the duration of their time in middle school, they often try out various clubs before deciding which one they would like to join.

Extracurricular activities in Japan are unique in many ways, including the times and days that they meet. It is very common for clubs to meet before and after school, as well as on Saturdays and Sundays, totaling well over ten hours a week. While some students may desire to spend even more time with their clubs, doing so would put extracurricular activities above studying, and there is no doubt many teachers and administrators would not allow this to happen.

Not only is this schedule rigorous for students, but it also demands a significant commitment from the teachers and school staff, who are required to help one of the school’s clubs in some way. In addition to the already long hours of working as a teacher, most of them spend any free time they have with the students in the club activities in order to facilitate growth outside the classroom. As there are only so many hours in the day, however, the struggles of teachers’ work environments have recently been making headlines in the news.

In a recent study conducted by Asahi Shimbun Newspaper, nearly 3,000 teachers voiced their opinions on the state of after-school activities, with about half expressing a sense of dissatisfaction. Half of the respondents also believe that the time spent in these activities ought to be improved, but it is unclear whether these teachers feel more or less time should be spent on the activities.

More specific opinions expressed in the survey spoke largely to the difficulty of finding a balance between the priority of school work and having appropriate, fulfilling time in club activities. Some teachers feel the time spent in activities takes away from students’ time to sleep the appropriate amount their growing bodies need; others feel students do not have enough time to study and do well in class and on exams. Additional teachers feel the time they spend involved with club activities takes away from their abilities to work as a teacher and experience the culture at their workplace. Even more, the outside pressures of parents requesting more practice times and better coaches also causes dissatisfaction among teachers regarding the state of extracurricular activities.

It is clear that while students feel club activities are perhaps the most enjoyable aspect of junior high school, it is hard for the majority of teachers to feel the same way. There is obvious frustration with the way club activities are managed in Japan, but Japan is assuredly not the only place with such problems. Surely a solution exists, but in the end, it will result in some changes that students and teachers may not like or agree with.
  • 朝日新聞(電子版)「中学校の部活動、教員は現状どう考えている?」, 2016/04/24. http://www.asahi.com/articles/ASJ4R4VTSJ4RUPQJ002.html
  • 読売新聞(電子版)「自然の中で学習や部活動を体験…東海大菅生」, 2016/08/16. http://www.yomiuri.co.jp/kodomo/jyuken/information/CO006070/20160815-OYT8T50176.html

研修報告: オランダ・イタリア教育視察 5日目

欧州教育視察5日目です。

今日は今回の視察のメインであるロリス・マグラッツィセンターと子ども用アート・ライブラリーを訪問しました。


朝から研修センターに向けて3キロのモーニングウォーキングをしました。
朝にしてはなかなかヘビーな距離だと21歳ながらに感じました。

午前中は研修センターでペタゴジスタの方のお話を聞き、レッジョ・エミリアの教育機関や方針について学びました。
特に印象に残っているのは、ドキュメンテーションについてです。
私は教育実習で毎日毎時間授業の観察で1人の子どもに寄り添い、表情や言動から何に影響を受けたのかなど、子どもの姿を見つめて来ました。
しかし、なぜこんなにも子どもをその場で記録をするのか、観察自体にに半分疑問を抱いていました。
しかし、このプレゼンを聞いていく中で記録をしているうちに実際と自分の解釈のずれに気づけるのだと改めてドキュメンテーションの大切さを学ぶことができました。

お昼ご飯は研修センターで食べました。
みんな後先考えずにブッフェを頼んだため、根気で食べるハメになりましたがみんな変な意地とプライドにかけ食べきりました。

午後は今回新しく取り入れた「デジタルと自然のボーダーレス」をテーマにしたアトリエで4つの班に分かれ、実際にプロジェクトを体験しました。
私達の班は赤外線カメラを使って表現しました。
最初は何をテーマにするか迷いましたが、「この形、鳥のくちばしに見える」という発言から外で見つけた草木が鳥の巣に見えるというように、次々に発想が広がって行きました。
このように、他の子ども達も他の子と関わっていく中で新しい見方が生まれていくのだと身をもって感じました。

その後、ミュージアムに移動し、ワークショップをしました。


私は以前、心の教育フォーラムで絵本の読み聞かせにおいて、本を読んでいく上で言葉を大切にし、想像力を高める可能性を「おはなし」という絵や文字のない読み聞かせを体験する中で実感しました。
今回は逆に絵本のアートに想像力を掻き立てられることに気づきました。
文字や言葉が無くとも、絵1つから様々なものの形や姿を連想したりしていくことに絵本のパワーを感じました。

明日は視察最終日。
今日まで学んできたことをさらに明日に繋げ、深めていきたいです。

(担当: 木暮美咲)

※本事業は、信州大学知の森基金を活用したグローバル人材育成のための短期学生海外派遣プログラムの助成を受けて実施されています。

2016年11月11日金曜日

研修報告: オランダ・イタリア教育視察 4日目

欧州教育視察4日目です。

今日はオランダからイタリアへの移動日でした。


オランダのアムステルダム空港は出国審査が厳しくて、私は日本から持参した耳鼻科の薬を麻薬だと疑われて、スーツのおじさんと30分くらい格闘しました(泣)

イタリアのフィレンツェへは二時間弱で着きました。
着いた時間がお昼だったので、空港のレストランでワインや生ハム、パスタなど各々好きなものを食べました。

私は昨日からパスタのカルボナーラが食べたいと言っていたのですが、残念ながらカルボナーラは無く、トマトベースのポモドーロのパスタを食べました。
日本より麺ががっちりしていて、お腹いっぱいになりました…

午後はフィレンツェ視察という名の観光!!
ディズニー好きな私は、ディズニーシーのモチーフのヴェッキオ橋に行けるということでワクワクでした。

ヴェッキオ橋を含め、フィレンツェは街自体が世界遺産に登録されているので、Theイタリアな素晴らしい景色を楽しむことができました。

そして、イタリアと言えばジェラート!
何種類かのジェラートを買って、みんなでシェアしました!
ティラミス、ピスタチオ、レモン、ヨーグルト…どれも美味しかったです!
大きくて完食するのが大変でした(笑)

ジェラートを食べた後、ウフィツィ美術館に行きました。
ボッティチェリの「春」と「ヴィーナスの誕生」が有名で、館内はとても広く一時間では中々見切れませんでした。

美術館の外にヨーロッパ限定ポケモンのバリヤードが居て、みんなで記念撮影をしました。
林先生と水谷さんはとても嬉しそうでした。

その後はサンタマリア大聖堂を見に行きました。
行く途中お店が沢山あり、イタリアのディズニーストアを見つけたのですが入れなくて残念でした。

サンタマリア大聖堂はものすごくデカくて迫力があり、見るだけで感動しました。

フィレンツェを一通り見た後は、次の日の教育視察に向け、フィレンツェからレッジョ・エミリアへバスで二時間かけて移動しました。

ホテルHoliday Inn Expressレッジョ・エミリアに三日間お世話になります。
夜はピザを食べに外に行く人と各自で済ませる人に分かれました。

現教3年女子4人はホテルのレストランで済ませました。
念願のカルボナーラを食べました。
チーズとベーコンの味がとても強く、日本のカルボナーラとは全然違いました。

明日からいよいよレッジョ・エミリアの視察が始まります。
レッジョ・エミリアの中に入れることだけで貴重なのですが、プログラムに参加させて頂けるということで、色んなことを吸収できるよう頑張りたいです!

(担当:久保田朱音)
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※本事業は、信州大学知の森基金を活用したグローバル人材育成のための短期学生海外派遣プログラムの助成を受けて実施されています。

教育動向:学校での瞑想とヨガ



アメリカの教育動向(久原みな子)

近年アメリカの学校では瞑想を取り入れるところが増えている。特に、犯罪率が高い貧困学区では、悪いことをした生徒に罰を与えるのではなく、怒りやストレスをコントロールし、精神的安定をもたらすために瞑想の時間や場所を設けている。瞑想を取りれたあとでは、実際に集中力がつくなど生徒の行動に変化が見られたり、成績が上がったりする場合も多いという。瞑想のこうした効果に関してはさまざまな研究があり、また学校における子どもたちの瞑想の普及に特化したMindUPやMindful Schoolsといった団体、教師のマインドフルネス実践についての研究プロジェクト、Cultivating Awareness and Resilience in Education (CARE)などがあり、さらなる実践と研究がすすめられている。

こうした瞑想やマインドフルネスの取り組みと同時に、ヨガが体育のカリキュラムに組み込まれることも増えている。しかし、瞑想やヨガの実践が、仏教やヒンドゥー教の教えから不可分でないとして反対運動が起こっている場合もある。カリフォルニア州のある学区では、2013年に、公立学校でのアシュタンガ・ヨガのクラスが生徒の家族の宗教的信条を侵害するとして学区を相手どる訴訟が起こっている。






2016年11月10日木曜日

研修報告: オランダ・イタリア教育視察 3日目

今日も、自転車がびゅんびゅん走ってます。
ベルの音がしたら自転車が突っ込んでくるから気をつけないといけません。

電車と徒歩で学校へ。
霜が降りています。
凍えながら今日の参観校、ダルトンスクールへ到着!
ここでは、まず中学1年生、12歳の生徒から彼らの行っているダルトンアワーのレクチャーを受けました。

中学1年生はダルトンアワーを初めて数ヶ月、ようやく慣れ始めたところだそうです。
そんな中、普段の学びについて改めて考え、外国人に分かりやすく英語で伝えるというのは、生徒達にとって大きな挑戦だったと思います。
そして、私達参観者にとってそれは、大きすぎる挑戦でした。
生徒とマンツーマン、英語でダルトン教育のレクチャーを受ける!
とっても貴重な機会を頂きました。
そして、心の底からもっと英語を勉強しなきゃと感じました。

次に、最終学年高校3年の生徒から、彼らの卒業研究についてPBL(Project-Based Learning)の視点から説明を受けました。
彼らはまだ高校生だけど、やっていることは既に研究者の域でした。

この学校でのPBLは、どういうものかを高校生に質問すると、研究テーマを定め、その問題を解決するために、いくつもの教科を用いて進めるものという答えが返ってきました。

その後、日本PBL研究所の先生からPBLの定義の話がされました。
PBLでは、自分の生活との関連からテーマを見つけ、問題解決のために何をしないといけないかリストアップして、計画した上で、自身でリフレクションを行うことが重要であるという話がされました。
この話を受け、学校の実際としては、カリキュラムとしてリフレクションが位置づいている訳ではないが、先生によっては丁寧なリフレクションのサポートがされるとのことでした。

私たちに自己の研究を説明説明してくれた学生は学校内でもトップクラスの成績であることもあって、とても自信に満ち溢れていて、ダルトン教育を受けていることにも誇りを持っている様子が印象的でした。

そしてその姿から、子どもが伸びていくには自分自身の可能性を信じられるかこそが重要だと感じました。
この学校では教師は子どものプロジェクトを応援するアドバイザーという立ち位置だそうです。
教師がプロジェクトを行う意義をはっきりさせ、子どもたちが自信をもって自身の興味に向かっていてるようにサポートすることが重要なのだと思いました。

今回の視察だけでは、その全てを理解しきれなかったように思います。
でも、だからこそ、よりダルトン教育への興味がわきました。
今日感じた「もっと知りたい、学びたい」の気持ちを忘れないようにしたいです。

さて、視察後は遅いお昼として運河の河川敷の見渡せるパンケーキやさんへ行きました。とってもおしゃれで雰囲気のあるお店!
ベーコン、ハム、パイナップルとチーズのパンケーキ。
それに砂糖やメイプルシロップをかけて食べます。
なんだか、お好み焼きとかチヂミみたい。

そして、世界遺産!オランダと言ったら風車!たくさん写真撮りました。

時間がおしてしまったので、美術館でレンブラントの「夜警」ではなくて、アムステルダムの夜景を見ることに!
いざ、極寒クルージングへ。
 伝統的なものから近代的なものまで不思議な建築がたくさんあります。
どの建物も生活感がなくて、おしゃれな装飾がしてあって、見ていて飽きません。
外から見られることを強く意識してあるように思いました。
また、運河に浮かぶ船の中にも人が住んでいる?レストランがある?ようでとっても不思議でした。
見応え抜群の運河クルーズ。
極寒にも関わらず、もう一周したいという声もありました!

おしゃれで外から丸見えの建物みていたら、アムステルダムの人達がどんな自意識を持っているのかが気になりました。

オランダは今日でおしまい。


身長の高い人たちが、びゅんびゅん自転車に乗るスタイリッシュな国でした。
また来たいな〜〜〜
(担当: 丸山友紀)

※本事業は、信州大学知の森基金を活用したグローバル人材育成のための短期学生海外派遣プログラムの助成を受けて実施されています。

2016年11月9日水曜日

研修報告: オランダ・イタリア教育視察 2日目

欧州教育視察2日目です。

本日は、FreinetschoolとParkschoolの2校に別れて視察に行ってきました。

可愛らしい校舎と素敵な校長先生が温かく迎えてくださいました。

私は、Freinetschoolに視察に行きました。
通訳がなく、学校の先生や子供たちと直接英語でのやり取りで緊張しましたが、拙い英語にもみなさん笑顔で対応してくれました。

最も印象に残ったのは、同じ空間にいるのに、やっている事は、バラバラということです。
空き缶を作品を作る子、地図をみて学習する子、自分で考えた物語をノートにまとめる子など、自分の学びに打ち込む姿が見られました。
子供たちの学びに支障をきたさない環境の充実も自分の目で確かめることが出来ました。
 「勉強が楽しい!」と言葉が通じなくても表情で伝わってきました。

学校視察が午前中で終わったので、午後からは自由時間を満喫しました。

チーズ屋さんを覗いたり、お店で買い食いしたり、街を歩いているだけで楽しかったです。



なんと言っても、外せないのはマウリッツ美術館です。
かの有名な真珠の耳飾りの少女を拝見しました。鳥肌がたちました。
本物に触れることの大切さを実感しましたね。

明日は、学校視察と世界遺産のキンデルダイクです。ワクワクして眠れませんね!

名残惜しいですがここらでお別れです。 明日の更新もお楽しみに

(担当: 上原真代)


※本事業は、信州大学知の森基金を活用したグローバル人材育成のための短期学生海外派遣プログラムの助成を受けて実施されています。

2016年11月8日火曜日

研修報告: オランダ・イタリア教育視察 1日目

欧州教育視察1日目です。

11月6日〜11月13日までの8日間、オランダのフレネ教育とドルトン教育、イタリアのレッジョ・エミリア・アプローチを行う教育現場を見て学んできます。


信州大学からの参加者は

  • 教職大学院1年 丸山友紀
  • 現代教育コース3年 井上楓
  • 現代教育コース3年 上原真代
  • 現代教育コース3年 木暮美咲
  • 現代教育コース3年 久保田朱音
の計5人の参加となりました。

成田空港に向かうまでに2人がバスに乗り遅れるトラブルもありましたが、無事に集合時間に間に合うことができました。

飛行時間12時間の後、オランダに到着です!
機内では映画を見たりゲームをしたり、または寝るなど……各々自由な時間を過ごしました。
到着時には虹がお出迎えをしてくれましたよ!


初日はホテルに向かい、ディナーを食べて終わってしまいました。
ホテルに向かうまでに古い建築物やレンガを基調としてるもの、またはガラス張りの建物など日本とは別に趣のある街並みで感動しました。

明日から学校視察が始まります。
自分たちが知らない生の教育現場を肌で感じてきたいと思います。

一日32時間という不思議な日でしたが、明日から時差ボケに負けずに視察頑張ります!


(担当: 井上楓)






※本事業は、信州大学知の森基金を活用したグローバル人材育成のための短期学生海外派遣プログラムの助成を受けて実施されています。

2016年11月4日金曜日

教育動向:ワシントン・ポスト紙の教育に関する質問にクリントン候補が回答(2)



アメリカの教育動向(久原みな子)

前回に引き続き、間近に迫った大統領選に向けての選挙活動が本格化する中、ワシントン・ポスト紙が掲載したヒラリー・クリントンの教育政策に関する回答をお届けする。

まず、この数年絶えず議論の的となっている標準テストに関しては、ESSAEvery Student Succeeds Act/すべての生徒が成功する法)のもと、州と学区により多くの裁量を与えることにより、テストの数を減らし、したがって「Opt-out(標準テストを子どもに受けさせない)」の動きも必要がなくなるはずであると述べている。同様に、コモン・コアのあり方についても、高い学力基準を各州が持つことには賛成であるが、連邦政府・教育省はこれまでと同様、特定のコモン・コアを強要することは避けるべきであるとしている。連邦政府の教育における役割は、1965年の初等中等教育法(the Elementary and Secondary Education Act)ではじめて連邦資金が教育に投入された時から変わらず、すべての子どもたちがよい教育を受けられるようにすること、特に貧困により歴史的な不利益を受けている子どもたちを守ることであると述べた。

その他、高等教育の学費ローンの問題、教育における人種問題、チャーター・スクールや虚行くバウチャー制度などに関する質問にも答えている他、いくつかの個人的な質問にも回答している(例えば、子どもの時、最も苦手だった科目は、合唱であることなど)。