2023年8月29日火曜日

研修報告: 海外学校臨床実習 6日目

8月18日(金)

ついに実習最終日です。

Te Rangihakahaka School に着くといつものように子ども達が駆け寄ってきてくれました。あと数時間でこの子達ともお別れだと思うと寂しくなりましたが、最後まで遊び尽くそうと思いました。10時のカラキアが始まるまでの時間、子どもたちと外で遊んだり、ハカハカ校で流行りの“アルプス一万尺”で遊んだりしました。最後に歌詞を紙に書いて渡したら「コピーして配る!」と喜んでくれました。

カラキアの後に私たちに向けてハカをやってくれました。初めて生でハカを見たときの衝撃と感動は忘れられませんが、この1週間マオリの文化に触れて、改めて見たハカは違った印象を受けました。そして、普段は無邪気で可愛いらしい子どもたちの真剣な表情とたくましい姿に心を打たれました。

午前中はシニアクラスのポイの練習に参加しました。この授業では、男子はハカ、女子はポイの練習をしていました。

授業の後、先生方とモーニングティーで、たくさん美味しいものをいただきました。セルウィン校に見学に行った際にもふまっていただいたように、ニュージーランドではお客さんと一緒に食事をして歓迎したりおもてなしをする風習があります。お寿司やお煎餅のようなクラッカー、パンなどをいただきました。それをおいしかったです。お寿司にはわさびもガリ、醤油もついていました。


帰る前に、副校長先生が校舎と少し離れたところにある工房に連れれて行ってくれました。そこではwhakairo(ファカイロ)を見せていただきました。ファカイロはマオリの伝統的な彫刻のことです。左はカヌーで右は下を出した顔です。



そして遂にお別れの時間になりました。最後に先生方がポイ、マタリキやマオリ族についての本、私たちが欲しがっていたマオリ語の勉強ができる本、子どもたちも着ているTe Rangihakahaka Schoolのマークが入った上着をプレゼントしてくれました。大事にします!バスに乗る時まで子供達が手を振ってくれました。離れがたかったです。またTe Rangihakahaka Schoolに来たいです!! みなさんKa kite!!(またね!)

約1週間本当に貴重な経験をさせていただきました。何の知識も経験もないまま思い切って参加して不安もありましたが、みなさんのおかげでとても楽しかったです。ありがとうございました!

(北澤のどか)

※本事業は、信州大学教職大学院の授業「海外学校臨床実習」(隔年・2単位)として実施されています。

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