2016年3月14日月曜日

研修報告: フィンランド・スウェーデン教育視察 8日目

北欧研修8日目!
フェリーで18時間の船旅を終え、ようやくスウェーデン、ストックホルムに到着いたしました!!

ストックホルムはスウェーデンの首都であり、福祉、環境、デザインの先進国スウェーデンの中心都市です。
北欧のベニスとも呼ばれるほど水の都としても有名です!
また、魔女の宅急便の舞台となったり、ノーベル賞の街とも言われています!
本当にステキな街で歩いてるだけで幸せな気持ちになります~(^ν^)


そんなステキな街を今日は1日かけて林先生のご友人、両角達平さんに案内してもらいました!
達平さんはストックホルム大学院に通う留学生で、若者の政治を通した比較研究をしています。
ストックホルムでの生活の話や留学、研究の話などを聞かせていただきました。

まずはGamla Stanという旧市街へ!
映画「魔女の宅急便」のモデルとなったと言われる有名な観光地で、ヨーロッパの古い街並みがそのまま残されていました
時計台やキキが飛び立ったシーン、警察に止められたシーンなど似ている場所がたくさんありました!

その他にも ゴンドーレンという高台に連れて行ってもらい、ストックホルムの街を一望しました!

帰りに達平さんと一緒にみんなでビールを飲み、熱く、楽しく、語り合いました!
達平さん、ありがとうございました~!!


街を歩いていて気づいたこと。

美男美女が多い!
そして、 イケメンなイクメンが多い!
街にはベビーカーを押してるパパや小さい子どもを連れたパパがたくさんいました。
調べてみると、スウェーデンでは育児休暇制度が充実していて、90%近くの父親が育児休暇を取得しているそうです!
また、現在は父親と母親合わせて480日間の有給育児休暇を取得することができ、そのうち390日間は休暇前の80%の給与が支払われるそうです!

またスウェーデンでは、育児休暇だけではなく、安心して子どもを生み育てられる社会の仕組みも整っています。

日本と全く違った制度で、こんな国で子育てしてみたいな~~と思いました。
そしてスウェーデンの学校はどんなものかとますます学校視察が楽しみになりました!

(担当: 松元 可南子)


※本事業は、信州大学知の森基金を活用したグローバル人材育成のための短期学生海外派遣プログラムの助成を受けて実施されています。

2016年3月13日日曜日

研修報告: フィンランド・スウェーデン教育視察 7日目

日本を発ち、ロンドンを経由しフィンランドに来て1週間。

ついにブログ担当も一周してきて初日に続いて再び前地の担当です!

さて、今日はフィンランド最終日です。
3月6日に到着したフィンランドですが、すでに5日間が過ぎ、3月11日になりました。
昨日までに3つの学校を見てきましたが、今日、明日は移動日ということで夕方までは観光をし、そして、夕方からはいよいよスウェーデンの首都ストックホルムへ移動です!
なんとなんと!

豪華客船での移動です―――

そんな1日ですが、まずは夕方までの観光について。

今日は、さすがに皆疲れがたまってきたのか少しゆっくりめの起床。
からの5日間お世話になったHotel Katajanokkaを後にし、昼前に最後のヘルシンキの街へとくり出しました!

この5日間、ほぼ晴れ間がなく曇っていたヘルシンキですが今日は見事に快晴(^○^)

 
私たちを快く見送ってくれているのかいなくなるから天気なのかは謎ですが素晴らしい天気でした!

皆思い思いに最後のヘルシンキを過ごしたわけですが、僕はアンティークショップやら素敵なカフェやらを巡ってきました!

こんな綺麗な街並みと、青空のなか歩いているだけで楽しくなってくるヘルシンキの街にいつか夏に戻ってきたいなと思います!

そして次こそサウナに入ります!笑

それはさておき、今日回っていたアンティークショップのお店に、現地で写真を撮ってらっしゃる日本人の方にたまたまお会いし、話すことができました。
月に1度しかお店には来られないということでしたが、たまたまその日にあたりお会いすることができ、運の良さといいますか人と人との出合いの面白さのようなものを感じました。

こちらその方との1枚です。



そして、いよいよフェリーでの夕方から翌朝までの半日をかけた移動ですが、こちらヴァイキングライン・マリエラの船内です。


なんとこちら船のなかが商業施設になっており、レストランからカジノ、バーからカフェまで揃っています!

そんななか、林先生も一緒に北欧研修 腹黒決定戦と銘打ち、巷で流行り??の人狼をしました!


誰が勝利したのかはここでは伏せておきますが、ただ、決して僕は腹黒ではありません\(^o^)/\(^o^)/

ということでストックホルムに着くのを心待ちにし、眠りにつきたいと思います。
おやすみなさい皆さん!
God natt!

(担当: 前地 雄介)


※本事業は、信州大学知の森基金を活用したグローバル人材育成のための短期学生海外派遣プログラムの助成を受けて実施されています。

2016年3月12日土曜日

研修報告: フィンランド・スウェーデン教育視察 6日目

北欧研修6日目です。本日は、Kronohagen学校に視察に行ってきました。
可愛らしい校舎と優しい校長先生がとても暖かく迎えてくださいました!


生徒の皆さんも、「コンニチハ」や「アリガトウ」など日本語を使って積極的に関わってきてくれました。
一緒にお昼ご飯を食べている時も、色々な質問をしてくれたり、話しを聞かせてくれたり、お互い興味津々でした。

最も印象に残ったのは、校長先生の歴史の授業です。
黒板の文字が本当に少ないことや、先生の芸術的な絵、突然にはじまった生徒による劇など、とても刺激的で、私も受けてみたいと思いました。
歴史って圧縮されてしまいますが、そこには大勢の感情があったんですね。


学校訪問を終えた後は、Fazer(ファッツェル)のカフェに行きました!
Fazerのチョコレートは、フィンランドで美味しいと有名です

濃厚な甘みです。


その後は待ちに待ったリフレクション!
学部とは異なる環境で、リフレクションを出来ることに感謝です。


明日はフィンランドからスウェーデンへと旅立ってしまうので
名残惜しいですが、最後の1日を楽しみたいです!

P.S.
フィンランドの道路は砂利が多いな、と思っていたら
溶けた雪が凍らない為だそうです。
環境に優しいですね!

(担当: 小口 真奈)


※本事業は、信州大学知の森基金を活用したグローバル人材育成のための短期学生海外派遣プログラムの助成を受けて実施されています。

2016年3月11日金曜日

研修報告: フィンランド・スウェーデン教育視察 5日目

今日は学校視察がなかったため、1日フリーでした

午前中は一緒に学校視察をした藤井先生と待ち合わせをして、一緒にHelsinki観光を(^ν^)

学生組がJapan mania展を行っている美術館の前にある「Tシャツで出来た星」を待ち合わせ場所に指定したにも関わらず、迷子になって藤井先生を待たせてしまうというアクシデントから始まりました...笑

無事合流し、地下鉄を使い、スーパーマーケットや、ハルニエミマーケット、marimekko本社を巡りました(o^—^o)


午後からは藤井先生は学会へ行き、学生たちは各々の時間を過ごしました。

観光中道が分からず、行く先行く先で道を尋ねたのですが、今まで話しかけた人は、みんなが英語を普通に使い、丁寧に道案内をしてくださいました。

同じ第二言語として使っているにも関わらず、私が使う英語とは全然違うなと、感じました。

また、親切に途中まで一緒に行ってくれた方までいました!

ので、記念撮影です!

ヘルシンキ大聖堂で心を落ち着けたあとは、近くのカフェへ。
そこでは、素敵なおじさんに出会いました(^_^)

その方は、ヘルシンキ大学で研究をされている方でした。

昔日本で学んでいたことがあるとのことで、日本の思い出をいろいろお話してくださいました。

話に花が咲き、その方が感じる日本人とフィンランド人の価値観の違いや、フィンランドが教育で注目されていることについてどのように感じているか、ということまで、英語と日本語を交えて意見を交換しました。今まで英語ではうまく聞ききれなかったことを日本語でも尋ねることができ、貴重なご意見やお話を聞くことができました(^ν^)

その方に、なぜフィンランドの方は英語を普通に話せる人が多いのかと疑問をぶつけてみたところ、小さい頃から英語がある環境(英語の音声でフィンランド語が字幕のテレビを見ること)で育ったことが要因として挙げられるのではないかとおっしゃっていました。先日、学校視察に行った先の高校生もテレビからも学べると言っていたことを思い出しました。

様々な話をして、とても素敵な時間を過ごすことができたので、こちらも記念撮影!


現地の人とたくさん関われた、とても充実した1日を過ごすことができました

明日はフィンランドでの最後の学校視察です。

今までの学校視察やリフレクションでの学びをもとに、考えをまとめるためたくさんのことを自分の目で確かめてきたいと思います。

(担当: 牛山 麻衣)


※本事業は、信州大学知の森基金を活用したグローバル人材育成のための短期学生海外派遣プログラムの助成を受けて実施されています。

2016年3月10日木曜日

研修報告: フィンランド・スウェーデン教育視察 4日目

北欧研修4日目!

今日はSaunalahti school に行ってきました!
2012年にできた新しい学校です。
高い天井、ガラス張りの壁と、開放的な雰囲気な学校です。


15時以降は図書館を一般開放していたり、学校に通っている子どものおばあちゃんが機織りを教えに来ていたりと地域とも密接に関わっていました!


ここに通うプレスクールから6年生までの子どもたちは学校独自の教育を交えながら、実践的な学習をしていました。

みんなそれぞれソファーや階段、はたまた机の下など自分の好きな場所でリラックスしながら学んでいます

プレスクールでは単語と絵を合わせている子や裁縫をする子など、好きなことをしながら学んでいました。



また、プログラミングロボットという学校独自の遊びをしている子どももいました!
ロボット役の子どもを操縦役の子どもが指示して操作する遊びです。
楽しそうに遊ぶ2人は自然と協力し合う関係が築けていたように思えます。









小学校の授業は物語の構成やキャラクター等を自分で考たり、フィンランドの歴史のワンシーンを子どもたち自身が演じてムービーを作ったりと、どれも1つの正解がない授業ばかり!

ペアやグループになり、ディスカッションをしながら答えのない課題に向き合っている子どもたちの姿が学校のあちこちで見ることができました!






多くの授業でICTも積極的に活用されています!
iPadで調べ学習をする子ども、Excelでデータ処理をする子ども、Wordで物語を書く子ども...
各々が必要に応じて、機器を使いこなしていました!











夜には一緒に学校を見て回った金沢大学の院生の方々も交えてリフレクション!
いつもとは違うメンバーでのリフレクションはとても刺激になります。
フィンランドと日本の比較からいつの間にか将来の夢の話へ…(笑)
色々な話に花が咲きました。

フィンランドでの滞在もあと2日…
ここでしか見れないものをたくさん見てきたいと思います!!

(担当: 松井 六)

※教室写真は学校の許可を得て掲載しています。転載はご遠慮ください。
※本事業は、信州大学知の森基金を活用したグローバル人材育成のための短期学生海外派遣プログラムの助成を受けて実施されています。

2016年3月9日水曜日

研修報告: フィンランド・スウェーデン教育視察 3日目

3日目です~!

ホテルの朝食はとっても豪華でした!


バイキング形式でパンやチーズなど種類も豊富でした
その中にはフィンランドの家庭料理「カレリアパイ」がありました!
米のグラタンをパイのようなタルト生地に詰めてオーブンで焼いたものです
美味しかったですよ~

9時からヘルシンキ大学附属学校へ
ここには教員を目指す学生がよく教育実習にきます。
ちなみにこの日は実習初日でたくさんの実習生がいました!
フィンランドは教員になるのはかなり難しく日本でいう修士課程までとらなければなりません。
教員に対する信頼や尊敬はそこからきているかなと感じました。
授業は日本とは違う面も見ることができ刺激的な時間を過ごさせていただきました!
 
リフレクションでは、私たち学生の視点からだけではなく、林先生をはじめとした現職の先生や大学の先生の意見をいただき、勉強になりました。
詳しくは報告書や報告会にお越し下さい!

学校視察後はみんなでショッピング
私はフィンランドのブランド「マリメッコ」に行きました
思わず沢山買ってしまいました!笑

 
3日目も無事終了
明日も学校視察がありますが、言語がわからない中での視察というのはなかなか経験することができないと思うので、自分のできる限りのことをしたいと思います

(担当: 鷲澤 栞里)
 

※教室写真は学校の許可を得て掲載しています。転載はご遠慮ください。
※本事業は、信州大学知の森基金を活用したグローバル人材育成のための短期学生海外派遣プログラムの助成を受けて実施されています。

教育動向: 2016年大統領選候補者の教育政策-テッド・クルーズ(共和党)

アメリカの教育動向(久原みな子)

 今年11月8日に予定されている大統領選挙を前に、民主党・共和党各党内での候補者の教育歴と教育政策を紹介するシリーズ第3回。今回は、「トランプ降ろし」が進められるなか、対抗軸となることが期待されているテッド・クルーズ(Ted Cruz)を紹介する。

Ted Cruz


 クルーズは1970年にキューバ移民であった父が働いていたカナダ・カルガリーで生まれた。のちに米国に戻り、テキサス州で育った。プリンストン大学で公共政策を学び1992年に卒業したのち、ハーヴァード大学ロー・スクールを1995年に卒業。プリンストン時代は、ディベートで活躍した。その後、連邦裁判所の調査官などを経て、2000年の大統領選に出馬しようとしていたジョージ・W・ブッシュの選挙キャンペーンに政策顧問として加わり、2003年にテキサス州の訟務長官となり地元に帰るまでブッシュ政権下で働いた。任期の切れた2008年からは法律事務所勤務に戻るが、2012年テキサス州の連邦上院議員となった。小さな政府をうたい、保守的な政策でキリスト教右派、ティー・パーティーの支持を増やしながら活躍してきた。

 教育政策に関しても、基本路線は変わらない。まず、連邦教育省の撤廃を訴え、コモン・コアをはじめとする連邦政府によるあらゆる規制・管轄には反対している。昨年12月に成立したESSA(Every Student Succeeds Act/すべての生徒が成功する法)は、教育に関する権力の一部を連邦政府から州政府へと委譲しようとするものであるが、連邦政府の権力を撤廃するものではないことから、クルーズは反対している。また、学校選択とバウチャー制度には積極的であり、2013年には自身の議員給料をYES Prepというチャータースクールのネットワークに寄付している。

 私生活では、ブッシュの選挙活動で知り合ったハイディ・ネルソン・クルーズと2001年に結婚。のちに娘が2人生まれた。ハイディは結婚後もブッシュ政権下での政策立案をしていたが、テッドのテキサスでの政治活動を支援するためにホワイト・ハウスでの仕事を諦め、テキサスのゴールドマン・サックスに転職した。今回の大統領選では最も輝かしいキャリアを持つファースト・レディ候補である。