2018年9月27日木曜日

研修報告: スウェーデン教育視察 6日目


9月25日

スウェーデンの学校で学ぶ子どもたち、そして教師たちのかかわりについて、教室に入って共に学び考える機会をいただきました。日本の学校と異なるところ、あるいは変わらない大切にされているところなどについて、実際に学校の中で子どもたちと過ごす中で、考えるところは多くありました。そのいくつかを紹介します。

日本の学校では始業前に教室にあるロッカーに物を入れて遊ぶということが常だと思いますが、ここでは、教室とロッカールームの間に扉があり、授業時刻近くになると開きます。教室は学ぶためにある場所ということが徹底されているようでした。
入ってきた児童たちは明るく元気で、積極的に英語で話しかけてくる子、授業中に問題を一緒に解くと嬉しがる子、お昼を食べている時も会話に入ってくる子・・・ここは日本と変わりません。

さて、授業は正解を導き出すものだけでなく、ディスカッションによって解決を目指す学びを大切にしているように感じました。教師の簡単な言葉のあと、実際に具体物を用いて話し合により回路を完成させ、それを他のグループと見合い説明することをねらった理科。

児童全員にPCが整えられ、「自分たちで問題を作成し、その解き方を説明する」動画を撮影して見合うなどというプログラミングとしての学習もその表れではないかと思います。PCは各自持ち帰るそうです。「えっ? 日本の学校はないの? 技術の発展した国なのに?」担任の先生に不思議がられました。

教科によっては1時間の中で学級を2つに分け、2教科を交互に学ぶものもありました。より落ち着いて分かりやすく学ぶ工夫といえます。放課後に教師たちが相談することもあるそうです。

「この学校の子どもたちは学ぶことが好きです。」という先生の言葉。学ぶことが好きになる工夫を日頃より努力され、また子どもたちから感じようと接するからこそ言える言葉だと感じた私です。

(担当: 清水貴夫)


※本事業は、信州大学知の森基金を活用したグローバル人材育成のための短期学生海外派遣プログラムの助成を受けて実施されています。

2018年9月26日水曜日

研修報告: スウェーデン教育視察 5日目

9月24日

英語教育コースの小岩井啓です。日本とは違った先進的な教育に興味があり北欧研修に参加させていただいています。
今日で研修は5日目。ゾンビマラソンの影響もあり、土日も観光で歩き続け筋肉痛で変な歩き方になりつつあります。少しずつ疲れも蓄積していて今朝僕はとてもひどい顔をしていた思います...

そんな中ではありますが、毎度のように天候には恵まれ、澄み切ったスウェーデンの清々しい朝、バスで30分ほど揺られBoo Gårds Skolaへ。別荘地のような閑静な住宅街のなかに小学校がありました。日本にはない平屋の校舎で、横にとても広い。校長先生や副校長先生に迎えられ、校長室でBoo Gårdsとスウェーデンの教育について紹介していただいた後、学校の中や子ども達の様子を見て回りました。
まず飛び込んできたのは元気一杯の子どもたちです。休み時間に近くにある市のグラウンドを校庭がわりにサッカーや綱引きをして遊ぶ子どもたち。僕たちも混ざって日本対スウェーデンの国際マッチ! バック宙を披露してくれる子もいたり元気はつらつ。そのほかにもいろんな遊びをしている子どもたち。遊び道具の倉庫の中には日本とは比べ物にならないくらいの遊び道具の品揃え。学年ごと外に出る時間を決めたり、子どもたちが飽きないように、また何もすることがない子どもがなるべくいないように環境を整えるという工夫がありました。

その後いくつか授業の様子を見させていただきました。就学前教育クラスでは子どもたちが物語を作り、文章にするのを先生に手伝ってもらったり、自分の世界観を絵やブロックなどで表現したり、みんなに発表したり自分の中にある世界を見てもらうことから表現する力を高めているとのことでした。 

高学年の木工の授業。道具や最新の機器など整った環境の中でおもいおもいの作品に向き合います。 後半はプレスクールを見学させていただきました。


小学校と少し離れたところにあるのですがプレスクールに着くやいなや、歓迎の歌を披露していただきました。とってもかわいい歓迎会。とても嬉しかったと同時に癒されました。 さて校舎の中はというと最近新しく建て替えたばかりでとても綺麗な校舎でした。ドアが少なくユニットになっていて、目的ごとに場所が区切られていたり、写真やイラスト、色を組み合わせて子どもたちが目にする情報を可視化するというような細やかな工夫がありました。
また給食では子どもたちが自分で自分が食べる分の給食を取り自分で食器を片付けるという日本では見られないスタイルでした。3〜5歳のちびっこたちがミートソースで顔を真っ赤にしながらお代わりをし、後片付けをする様子は微笑ましくたくましくありました。 

この学校の近くには綺麗な湖畔があり湖畔沿いに別荘のような大きな住宅が並びます。とても気持ちい散歩コースでもあります。先生方は何か考え事があったり誰かと相談したいことがあると連れ立ってこの散歩道を行くそうです。

今日は半日だけの訪問でしたが日本とは異なる点がたくさん見ることができました。環境的な面での違いやアドバンテージはたくさんあるとは思いますが、日本でもできることや子どもたちの未来を見据えてどんなことをしているのか、子どもたちの持っているものを引き出したり伸ばしたりするにはどんな工夫があるのか気になるところはたくさんあります。

明日からいよいよ一人一人が学級の中に入って実習のようにスウェーデンの授業を体験していきます。より良い収穫になるよう積極的に子どもと先生方とかかわっていければと思います。
(担当: 小岩井啓)


今日の午前中はBoo Gårds skolaにお邪魔し、子どもたちの朝活動やいくつかの授業の様子を見学させていただきました。学校の周りは自然が豊かで、子どもたちは広々とした校庭やコートで思い思いに遊んでいました。 

率直に感じた日本の小学校との一番の違いは、物理的な環境です。白が基調の明るい配色の校舎で、壁にポップな絵柄があったりもします。教室の中は机と机の間隔が広く、机の形も丸いような形で二人掛けでした。日本の学校の校舎と比べると柔らかな印象を受けました。日本の小学校の校舎を同じようにしたらどのような効果があるか気になります。

明日からは授業の導入の様子や子ども同士の関わり合いの姿などに目を向けてみたいと思います。


(担当: 丹羽甲)


※本事業は、信州大学知の森基金を活用したグローバル人材育成のための短期学生海外派遣プログラムの助成を受けて実施されています。

2018年9月24日月曜日

研修報告: スウェーデン教育視察 4日目

9月23日

現代教育コース4年の丹羽甲です。日曜日の今日は各自自由にストックホルムの観光を楽しみました。私は昨夜参加したウプサラゾンビマラソンで走る途中に転倒し前歯が欠けるというアクシデントがあったため、今日の昼過ぎからこちらの歯医者で欠けた部分を治してもらいました。短期の旅行とはいえ何が起こるか分かりません。気を引き締め直してあと1週間のスウェーデンでの日々を過ごそうと思いました。


その後シナモンロールを食べながら前歯がある喜びを噛みしめました。fika文化に染まり始め、だんだん1日数回はコーヒーを飲まないと落ち着かないようになってきました。甘いものを食べ、コーヒーを飲んで誰かとゆったりする時間がある日常は毎日の幸福度を高める気がします。



(担当: 丹羽甲)


自由行動2日目、今日は午前中にVASAへ船で行きました。

VASA MUSEUMは世界で唯一現存する、17世紀の戦列艦が展示されている博物館です。 昨日以上に晴れ、透き通った青空と海の景色がとても素敵でした。 

“海の見える街”。魔女の宅急便でキキはこの景色を見たのかな、と感じました。 


全長69mもあるヴァ―サ号。細部まで間近に見ることができ、そこに生きる人たちが目に浮かぶような迫力でした。
午後は昨日見られなかったストックホルムの街を再び探索しました。 お昼ご飯はスウェーデンで伝統的な家庭料理であるミートボールを頂きました。味は日本のミートボールと似ていますが、濃厚なクリームソースに炒めた木の実の甘いジャムを添えて、ポテトと一緒に食べるのが伝統的な食べ方のようです。ジャムがさっぱりとしており、とても美味しかったです。
昼食後向かったのはNobel Museum ノーベル賞100周年を記念し作られた建物で、歴史や歴代受賞者に関する資料を館内で見ることができます。中のカフェで、実際にノーベル賞のパーティーで出されるアイスも食べることができます。椅子の裏に書かれた山中伸弥さんのサインも見ることができました。

ストックホルムの街を見て、人々の優しさに触れ、明日からの学校訪問がより楽しみになりました。明日からまたそれぞれの目標を持ち、スウェーデンの学校教育を学んでいきたいと思います。


(担当: 田中優希)


※本事業は、信州大学知の森基金を活用したグローバル人材育成のための短期学生海外派遣プログラムの助成を受けて実施されています。

研修報告: スウェーデン教育視察 3日目

9月22日

今日は、魔女の宅急便の聖地であるストックホルムに行き、美しい景色に触れてきました。「世界で最も美しい水の都」と言われるだけあり、一つ一つの建物がとてもおしゃれで色とりどりでした。
時計塔、坂道、トンネル、噴水…。「これ、魔女の宅急便のここの場面だったよね!」と話しながら、美しい景色を思う存分堪能しました。そんな景色を眺めながら食べたシナモンロールは格別でした。 


午後は、ウプサラで開催されるゾンビマラソンに参加しました。全5.5kmの道のりを、ゾンビに追いかけられながら走ります。走る人は、マジックテープでつけられた3本のテープを腰につけ、ゾンビに取られないように逃げます。ゾンビは本当にリアルで、真っ暗な林の中からうめき声をあげて出てくる時は、本当にびっくりしました。演出も素晴らしく、大人でもとても楽しめました。

また、ウプサラの美しい街並みを眺めながら走り抜けるため、二重の楽しみがありました。 ゾンビになりきる人、本気で逃げる人、その姿を見て楽しんでいる人。ウプサラ全体でイベントを応援し、私たちのように他から来た人も楽しめるこのイベントは素晴らしいなと思いました。日本にも、ウプサラのゾンビマラソンのように、地域全体での大きなイベントを取り入れられたら、地域の活性化に繋がり、面白そうだなと思いました。

(担当: 田中愛実)


今日は自由行動でストックホルムの街を観光しました。
魔女の宅急便のモデルとなった場所であり、とても素敵な街並みでした。

ここがキキの座っていた噴水かな、キキが飛んだ道はここかなと話ながら巡りました。

そして夜、恐怖の闇に包まれる時がやってきました。 ウプサラで初の試み、RUN FOR YOUR LIVESに参加してきました。街にあふれるゾンビたちをかわし5.5kmのコースを走り逃げる、ハラハラドキドキのおにごっこの始まりです!

なにやら物々しい音楽と雰囲気の中ついにスタート。 ウプサラの綺麗な街を横目に、迫りくるゾンビから叫びながら逃げました。 全力で走り切りもらったメダルは最高の気分でした。ここで経験したイベントを日本に持ちかえり、広められたら素敵だなと感じました。

まだ北欧に来て3日目。たくさんの経験をして日本に帰りたいと思います。

(担当: 田中優希)

Uppsala Nya Tidningによるまとめ映像


UNT TV: Se löparna springa för livet (Uppsala Nya Tidning, 2018-09-23 08:15)
BILDEXTRA: Zombierna anföll Uppsala (Uppsala Nya Tidning, 2018-09-22 21:47)

※本事業は、信州大学知の森基金を活用したグローバル人材育成のための短期学生海外派遣プログラムの助成を受けて実施されています。

2018年9月22日土曜日

研修報告: スウェーデン教育視察 2日目

9月21日

今日はSaltsjöbadens Samskolaを訪問して、Singapore Mathの校内研修に参加しました。


Samskolaではfikaと呼ばれるコーヒーブレイクの時間が何度もありました。スタッフルームでソファに座り、コーヒーと軽食で休憩をとりながら同僚と話しをする姿がとても印象深かったです。日本では、教師が休憩を取り同僚と会話を楽しむ時間が形式的には設けられていないのでとても新鮮でした。同僚との関係づくりや教師の気持ちの切り替えなどにいい影響がありそうだなと感じました。

また、Samskolaの先生方はとても気さくに話しかけてくれて、和やかな雰囲気で一日を過ごすことができました。Singapore Mathの講演では、ワークショップを交えながら問題解決型の学習について話を聞いたり、9年生に授業を行いその後Lesson Study(授業研究)を行なったりしました。 

今日のリフレクションでは、日本で前から行われていることをSingapore Mathでも取り上げられていて、日本の教育の質の高さを感じたという意見があげられました。他国の教育から日本の良さを再発見することができた良い機会になったと思います!

(担当: 西村真衣)


朝はホテルで食事を取りました。パンやチーズ、ヨーグルトの種類が豊富で、中でもヨーグルトは6種類もあり、ほんのり酸味があってとてもおいしかったです。いくらでも食べれる味でした。

その後路面電車に乗ってSaltsjöbadens Samskolaに訪問し、Singapore Mathの校内研修に参加しました。 

スウェーデンの路面電車で驚いたことがあります。それは、乗車駅近くにカードをかざす機械があり、1度カードをかざせば、そこから75分間は自由に乗り継ぎができることです。子供たちも通学のため路面電車に乗っており、中は活気であふれていました。

Samskolaに訪問して驚いたことは、スウェーデンの学校には、fikaというコーヒーを飲んだり、フルーツ、パンを食べながらお話をする文化があることです。 先生方の談笑している様子、校長先生の話を真剣に聞いている様子を見て、fikaは、先生同士の関係作りや学校の悩み・意見を共有できるいい文化だなと感じました。

Samskolaの先生方はとても気さくで、初めて会った時も「Hej Hej!」と笑顔で話しかけてくれたり、スウェーデン語の特徴である「å, ä, ö」の発音の仕方をわかりやすく教えいただいたりしました。 

Samskolaの先生方はとても親切に話しかけてくださったのですが、私自身思うように話ができず、伝えたいことを英語で伝えられない悔しさを感じました。言葉の壁は大きいですが、自分から様々なことに挑戦していき学びを広げていきたいと思います!

夜は、ホテルの近くにあるタイ料理のお店に行きました。スーパーもそうですが、スウェーデンの食べ物は日本と比べてかなり大きい印象を受けました。いろんなお店に行き、日本との相違点をもっと見つけていきたいです!
(担当: 田中愛実)

Samskolanでの研修の様子(Saltsjöbadens Samskola F-9 Facebook)


※本事業は、信州大学知の森基金を活用したグローバル人材育成のための短期学生海外派遣プログラムの助成を受けて実施されています。

研修報告: スウェーデン教育視察 1日目

9月20日

成田空港に集合し、団結式を行いました!
団結式では、この北欧教育視察への意気込みを1人ずつ話しました。スウェーデンの教育の良さや日本の教育との違いを学びたい、スウェーデンの教師同士の関係について注目したい、町並みや食べ物などの文化も楽しみたい、など様々な思いを話しました。



約10時間のフライトを終えてストックホルムに到着しました。ホテルでチェックインを済ませて、ホテル横のショッピングモールを散策しました。散策して発見したことが2つありました。 一つ目が、スーパーの食料品一つ一つ大きいということです。中でもチーズが丸太みたいに大きくて驚きました! 二つ目が、スウェーデン人はとても親切だということです。気さくに話しかけてくれたり、困っていると助けてくれたりしました。

夜ご飯はTACO BARというメキシコ料理のレストランで食べました。coronaを注文したら年齢確認をされ、スウェーデンでは18歳以下は飲めないんだよと言われました!アジア人は幼く見えてしまうんだな〜と感じました。一体何歳に見られたのかが気になります。

町に出て感じたことがたくさんあると実感したので、色々と試して行きたいなと思った初日でした!

(担当: 西村真衣)



成田で結団式をおこない離陸。大半がロシアの上空と言っても過言ではないくらいロシアの広大さを改めて感じるフライトでした。10時間ほどかけてストックホルムに到着。車の中から見ただけでも街並みが異なります。研修のスタートです。




ホテルについて早速近所のショッピングモールに出かけました。アウトレットと似た感じがあり、食品・雑貨・家具・衣服・スポーツジム…本当に多くの店が集まっています。中には工場の跡をリノベーションして、高所にクレーンが設置されたままの建物もあるといった、おしゃれな施設でした。

どのようなものが売られているかスーパーへ行ってみました。完全加工されたもの(容器で売られているもの)以外は、陳列棚にたくさんの食材が置かれ、それらを頼んで量り売りにて購入するスタイルでした。何でもタッパーで小分けにされ売る側の効率化が図られている日本よりも、店の人から必要な量だけ購入するといったある意味無駄の出ない買う側を大切にしている社会なのではないかと感じます。

何を購入するにもカード決済というのは本当で、ジュース一本であってもカード払い。何でも即購入できる手軽さと後払いの危うさ…日常生活において現金払いが多い私にとっては、まだまだ後者の不安が強くありますが、日本も意外と近い未来の姿なのかもしれません。物価はやや高め。ただ、ボトルなどは回収のための料金を含んでいるため、もったいなくてポイ捨てはできないかもしれませんね。

(担当: 清水貴夫)


※本事業は、信州大学知の森基金を活用したグローバル人材育成のための短期学生海外派遣プログラムの助成を受けて実施されています。

2018年4月9日月曜日

EDU-JPN:What Happens when there are Mistakes on the University Entrance Exams?

Education in Japan (Natalie Collor)

The Assistant Dean at Osaka University, Kobayashi Tadashi, recently spoke about the mistake found on the university’s entrance exam last year and acknowledged the university staff was at fault for roughly thirty students being rejected from the school because their correct answer was considered invalid. It took over eight months for the university to investigate this matter and realize that an alternative solution was possible and completely correct. In addition to accepting all fault for this occurrence, the university is prepared to offer admittance to all the students rejected based on their answer to this problem on last year’s test. However, it may be too little too late for some students.

Since entrance exams are taken just months before the first day of university classes, students have very little time to decide their future after the results of the exams are released. If students do not pass the exam at their top choice university, most of them choose one of two options: to enter a prep school for a year and retake their desired school’s exam the next year, or to enter a different program at the same school or a completely different school. Therefore, the students who have retroactively been given admission to Osaka University may already be nearing the end of their first year at a different school and find it difficult to transfer to Osaka University. Others may have already spent an additional year’s worth of money and energy preparing to re-take the exam in a few weeks.

Each student will likely have to make a decision very soon, because the university only has a specific number of seats available in each year of admission. Dean Kobayashi also spoke on how this unexpected situation created a bit of chaos in calculating the size of this year’s incoming class.

This is not the first time a university entrance exam was not graded accurately and the results mistakenly rejected a large number of students. The man responsible for bringing light to an alternative answer on the Osaka University entrance exam, Yoshida Hiroyuki, added his two cents on the issue. He said that while human errors are impossible to avoid completely on man-made tests like university entrance exams, he wished the university would have begun an investigation much sooner to resolve the error. Perhaps then the university admissions staff would not be scrambling down to the wire to figure out the exact number of students to grant admission to this year.