9月25日
スウェーデンの学校で学ぶ子どもたち、そして教師たちのかかわりについて、教室に入って共に学び考える機会をいただきました。日本の学校と異なるところ、あるいは変わらない大切にされているところなどについて、実際に学校の中で子どもたちと過ごす中で、考えるところは多くありました。そのいくつかを紹介します。
日本の学校では始業前に教室にあるロッカーに物を入れて遊ぶということが常だと思いますが、ここでは、教室とロッカールームの間に扉があり、授業時刻近くになると開きます。教室は学ぶためにある場所ということが徹底されているようでした。
入ってきた児童たちは明るく元気で、積極的に英語で話しかけてくる子、授業中に問題を一緒に解くと嬉しがる子、お昼を食べている時も会話に入ってくる子・・・ここは日本と変わりません。
さて、授業は正解を導き出すものだけでなく、ディスカッションによって解決を目指す学びを大切にしているように感じました。教師の簡単な言葉のあと、実際に具体物を用いて話し合により回路を完成させ、それを他のグループと見合い説明することをねらった理科。
児童全員にPCが整えられ、「自分たちで問題を作成し、その解き方を説明する」動画を撮影して見合うなどというプログラミングとしての学習もその表れではないかと思います。PCは各自持ち帰るそうです。「えっ? 日本の学校はないの? 技術の発展した国なのに?」担任の先生に不思議がられました。
教科によっては1時間の中で学級を2つに分け、2教科を交互に学ぶものもありました。より落ち着いて分かりやすく学ぶ工夫といえます。放課後に教師たちが相談することもあるそうです。
「この学校の子どもたちは学ぶことが好きです。」という先生の言葉。学ぶことが好きになる工夫を日頃より努力され、また子どもたちから感じようと接するからこそ言える言葉だと感じた私です。
教科によっては1時間の中で学級を2つに分け、2教科を交互に学ぶものもありました。より落ち着いて分かりやすく学ぶ工夫といえます。放課後に教師たちが相談することもあるそうです。
「この学校の子どもたちは学ぶことが好きです。」という先生の言葉。学ぶことが好きになる工夫を日頃より努力され、また子どもたちから感じようと接するからこそ言える言葉だと感じた私です。
(担当: 清水貴夫)
※本事業は、信州大学知の森基金を活用したグローバル人材育成のための短期学生海外派遣プログラムの助成を受けて実施されています。