2016年11月13日日曜日

研修報告: オランダ・イタリア教育視察 6日目

欧州教育視察6日目です。


今日はREMIDAという施設とOROLOGIOという児童館、ROSA GALLEOTTI幼稚園に行きました。

REMIDAでは廃材を利用したアート教育を行っています。
日本では廃材や不良品はすぐにリサイクルやゴミになってしまいますが、ここではそういった物に価値を見出す活動をしていました。
はじめは暗い倉庫などをイメージしてみましたが建物内は太陽光も入り多くの材料が綺麗に整頓されていました。

次に向かったOROLOGIOでは日本の児童館との違いを直に感じました。
レッジョ・エミリア市では児童館などの教育にも力を入れており、どの部屋にも学びを意識した工夫がされていました。
例えばボードゲームも、それが誕生した歴史、政治背景、科学的な学びをすることができます。
さらにプログラミングやロボットを作るなど先端のデジタルの遊びができます。
日本とはだいぶ異なり、児童館は遊びと学びが密接な関係にありました。
こういった施設が日本にもあれば子どもの好奇心や学ぶ意欲が高まるように思いました。

ROSA GALLEOTTI幼稚園では貴重なレッジョ・エミリア・アプローチの現場を見ることができました。
テーマや子どもの実態に合わせて実に緻密で繊細な配慮や工夫、教材の用意がされていました。
異年齢教育の難しさと良さ。
施設の様子のほとんどが日本とは異なり、この教育にさらに興味を抱くきっかけになりました。

夜は全員でお別れを惜しみながら夕食会を行いました。
美味しいチーズや生ハム、パスタなどをいただき幸せな気持ちでした。
また、私が誕生日だったことからサプライズでケーキが!!本当に嬉しく、美味しかったです♪

これにて一週間のすべての視察を無事に終えることができました。
明日はイタリアともおさらばです。
美味しい日本食が私たちを待ってますね。
安全に最後まで楽しく過ごして帰りたいと思います。

(担当: 井上楓)

※本事業は、信州大学知の森基金を活用したグローバル人材育成のための短期学生海外派遣プログラムの助成を受けて実施されています。

0 件のコメント:

コメントを投稿