2024年3月17日日曜日

研修報告: 4大学合同スウェーデン実習 7日目

Boo Gårds
私たちの実習先はBoo Gårds skolan という学校で、2022年に改築されたところだった。1限目は5年生の歴史の授業を見た。講義型の授業で、15世紀~16世紀の歴史のアニメ風動画を見て数直線に歴史の出来事を書いていった。授業の最後にはiPadでオンラインゲームのようにクイズに答えて得点を競っていた。ゲームで勝ち抜くには授業の内容を理解しておく必要があるため、子どもは授業に集中しようと頑張っていた。


また、この日は5年生のクラスでラジオの大会の本番があり、他の学校と競っていた。クラスの代表が実際にラジオ番組で話し、正解の回答をしていき得点を重ねていくものだった。競技をしている部屋の隣にある教室で、ラジオから試合を聞くのは新鮮だった。代表以外のクラスのみんなは代表の子どもが正解するとフゥ↑と喜び、間違えるとしっかりと落ち込み感情の起伏がはっきりと見えて面白かった。


また、私の担当の先生はSpecial needs teacherで、障害のある子どもや外国籍の子どもに勉強を教えていた。この日はウガンダ出身の子どもにスウェーデン語を教えていた。初めにスウェーデン語の絵本を先生に続いて声に出して読んでいた。絵が左のページ、右にスウェーデン語の文が2つほど書かれていたので視覚的にも内容を理解でき、先生の声を聞いて子どもも声に出して読むので音声でのインプット・アウトプットもできていた。発達障害を含め障害があったり母国語がスウェーデン語ではない子どもにとってはイラストなどの視覚情報があるととても分かりやすく、スウェーデン語を学びやすくなると考えられる。このことから、とても効果的な言語学習方法だと思った。

ホテルでのFikaのあと、Gamla stanヘ
学校から帰ったあとはホテルでFikaをした。バナナのケーキがあり、バナナ感がとても強くおいしかった。

その後Gamla stanへ行った。おみやげ屋さんがたくさんあり、とてもかわいかった。おみやげではトムテを買った。今はサンタの扱いであったりするらしいが、もともとは妖精でおうちを守ってくれるものだと地元の北欧雑貨屋さんが言っていたので気になっていたので買った。ひげが羊の毛らしく、とても柔らかかった。




夜ご飯には林先生がおすすめのBlå dörren へ行った。雰囲気が最高で、ミートボールもサーモンもおいしかった。 夜のGamla stanはライトもあいまって一層きれいだった。この景色は一生忘れないと思う。


(R. I.)

※本事業は、ウプサラ大学教育学部との国際交流協定に基づき、信州大学教育学部の国際共修授業「Education in Global Perspectives III」(不定期開講・3単位)として実施されています。また、信州大学知の森基金を活用したグローバル人材育成のための短期学生海外派遣プログラムおよび独立行政法人日本学生支援機構海外留学支援制度(協定派遣)の助成を受けています。

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