2022年10月15日土曜日

研修報告: 海外学校臨床実習 8日目

10月14日(金)

今日は、学校訪問最終日でした。

私は、音楽の授業を参観しました。

5年生の授業では、ルシア祭で歌う曲を、先生の弾くギターに合わせて一緒に歌いました。ルシア祭は、スウェーデンで毎年12月13日に行われる大切な行事です。ルシア祭では、ロウソクの冠を被ったルシア姫を先頭に同じく白いドレスを着た女の子と星の使いに扮した男の子が行列を作って歌を歌うそうです。「Natten går tunga fjät」「Godmorgon, Mitt Herrskap」「Lusse lelle」という3曲を歌いました。子どもたちは音楽に合わせて体を動かしながら、とても楽しそうに歌っていました。授業後、担当の先生がルシア祭の動画を見せてくれました。暗い中で光るキャンドルの灯りや歌声がとてもすてきで、参加したくなりました。

6年生の授業では、ドラムのテストをしていました。Queenの「We will rock you」に合わせて、1人ずつドラムを演奏します。友達の演奏を見ることもとても大切な勉強で、体でリズムを覚えることが大切なのだと教えていただきました。苦手な友達に対しても、みんなで応援し、先生にも助けてもらえる安心感から、誰もが積極的に挑戦できる。そんな温かい雰囲気を感じられるとても心温まる授業でした。授業後には、ドラムの演奏も体験させていただきました!


私は今日もたくさんの活動に参加させていただきました。そして感じたことは、子供たちが学校で過ごす時間をとても楽しんでいるということです。

今日、ある小学生のグループが私にスウェーデンの作家についてのプレゼンをしてくれました。英語で私に説明してくれたことにも驚きましたが、彼らの作ったスライドには、クイズや実際に本を購入することができるページに飛ぶリンク、作者についてのもっと細かい説明を見ることができるページに飛ぶことができるリンクがつけられていました。どうしたらもっと面白い発表ができるか、仲間と相談しながら準備をしていました。子供たちが、心から楽しんで追究している姿を見て、私もこんな風に学べる授業を作りたいと感じました。短い期間でしたが、学校訪問を通して、様々な経験をすることができました。そして、思い切り楽しんでする勉強は最高なのだとわかりました。これからもとても奥が深い教育という分野について探求心をもって学んでいきたいです。

 
セーデルマルムの公園で面白い像を見つけました。不思議な生物で、なにかはわかりませんでした。お尻がとてもかわいいです。


(六川麻耶・前田彩)

※本事業は、ウプサラ大学教育学部との国際交流協定に基づき、信州大学教職大学院の授業「海外学校臨床実習」(隔年・2単位)として、信州大学知の森基金を活用したグローバル人材育成のための短期学生海外派遣プログラムの助成を受けて実施されています。

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