アメリカの教育動向 (久原みな子)
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公立学校を拠点とするサマー・プログラムがある一方、地元のコミュニティ・センターや図書館、大学、団体、研究所、企業などが、夏の間子どもたちのための様々なプログラムを展開している。特に多くの公立図書館は、地元企業や団体との協賛で、夏休みの読書プログラムを用意している。これは、例えば、一定の冊数や時間を読書すると賞品がもらえるといったものや、特定のテーマの図書リスト(例えばヒーローもの)をもとにみなで同じ本を読んだりするプログラムもある。読書のみならず、映画や漫画、演劇、クラフトなどに関わるイベントを展開したりと学齢期の子どもたちが無料で楽しめる工夫をこらしている。
(写真:米国でも人気のKumon(公文式)教室の看板)
- Patrick Donachie. “School’s Out Today, and Fight to Stop ‘Summer Slide’ Begins.” City Limits, 2015/06/26. (ニューヨーク市を拠点とするジャーナリズムCity Limitsは今夏は「夏の学習喪失」特集記事”Stopping the Slide”を組んでいる。)
- Home Room: the Official Blog of the U.S. Department of Education. “Summer Slide.” Accessed on 2015/07/09.